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個人情報保護士

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 全日本情報学習振興協会が主催している「個人情報保護士認定試験」を受験してきました。
 今回で40回目だそうです。
 企業の個人情報が漏洩する事件はもちろん、年金の情報が大量に漏えいしたことが発覚するなど、企業内や自治体でも個人情報の取り扱いが重要視されていますが、そのような世情を反映してか、最近人気が高まっているのが、「個人情報保護士」です。2015年度の資格満足度ランキングでも上位にランクインされるほどの人気資格で、実用度、将来性、信頼度共に高い資格です。

 全日本情報学習振興協会が主催する他の関連資格として、「個人情報保護法検定」といったものもあります。「個人情報保護士」と「個人情報保護法検定」とは異なる資格のようなのですが、何がどう違うのでしょうか。

『個人情報保護法検定』
 「個人情報保護法の背景」と、「個人情報保護法の理解」に大別されています。
「個人情報保護法の背景」では「個人情報保護法成立の経緯と取り組み」と「個人情報に関連する事件・事故」の2分野を中心に構成されており、主に施行にいたる背景、国際的な流れ、これまでの事件・事故の事例と、その原因や背景について出題していきます。一方「個人情報保護法の理解」では主に個人情報保護法と関連法規の体系的知識と個人情報保護法の条文を正しく理解し、企業、団体が実際に個人情報を取り扱っていく上で必要とされる取り扱いルールなど、法規の理解と実務を中心に問題を出題します。

『個人情報保護士認定試験』
 「個人情報保護の総論」と「個人情報保護の対策」に大別されています。「個人情報保護の総論」は、「個人情報保護法の背景」と「個人情報保護法の理解」の2分野から構成されており、個人情報保護法検定と同一です。
 平成28年度からはマイナンバー制度が試験に盛り込まれますので、詳しくは協会ホームページをご覧ください。
 一方、「個人情報保護の対策」では、企業・団体において必要とされる個人情報保護に関する対策の実務をベースに問題を出題します。

 「個人情報保護法検定」は、個人情報保護法という法規からの出題が中心で、個人情報保護法検定に合格すると、個人情報保護士の総論が科目免除されるといった点を考慮すると、「個人情報保護士」の方が資格的には上で、取得した場合のメリットがありそうです。
 個人情報保護士認定試験の試験内容ですが試験時間は120分あり、全て選択式のマーク式筆記試験でした。120分というのは、結構長い試験時間の様に感じますが問題数も100問出るので結構分量があります。ただし、個人情報という特定の分野に関する出題がメインなので、問題分の長さも出題形式に慣れてさえしまえば難関な試験でも無さそうにも感じます。

 個人情報保護士は簡単だとか一週間もあればとれるという意見もあります。
 この資格の合格率は30%~40%くらいなのですが、そんなに難しいものではないし、危険物の乙4と同じで、まともに勉強もしないで受ける人が多いからでしょう。
 受験料が\10,000と割りと高いのですが年に4回もあるので、とりあえず資格を取りたい!というのであれば、取組みやすいし、最近のトレンドにそうのでやってみてはどうでしょうか。
 実際のところ、公式の問題集と古本屋さんで買った公式テキストの2冊だけで1か月ほど勉強しただけでした。
 過去問を2周もすれば合格できるのではないでしょうか。
ただし、公式問題集は、最近始まったマイナンバー制度について、一切カバーされていません。
今回、初めてマイナンバーについての問題が盛り込まれたようで過去問には一切、出ていませんでした。
次回からは制度も変わり、マイナンバーも試験科目に盛り込まれると公式なアナウンスがされており、勉強方法もかなり変わるかも知れません。
今のところ、公式テキスト、問題集ともに改訂の予定もないようですし、講習を受けずに受験する人にとっては、かなりきつい状況ではないでしょうか。

 試験会場は、近畿大学で、mackyの自宅からですと、京阪→JR→近鉄と乗り継ぎ、徒歩で大学まで歩くよりも、自転車でまっすぐ中央環状線沿いに南下した方が早いです。
 一応、余裕を見て自宅を出発したら、とんでもなく早くついてしまい、時間を持て余しました。
 試験会場は早めに開放されますし、私学の大学内なので、自動販売機やオープンスペースもたくさんあります。
 なので、もう一度、復習する時間が取れてよかったです。
 問題数は多いので、制限時間ぎりぎりまでいた人が多かったように思います。
 mackyも最後まで見直しで時間が足りない!と感じたぐらいでした。
 途中で退室した人がいなかったぐらいです。
 この辺は、ほかの検定と違うところです。
 この試験は問題を持って帰ることが出来ます。民間の試験ですので、試験速報みたいなのが出ると答え合わせをすることが出来ます。
 mackyも100問中、94問正解のようでした。
 合格発表まで1カ月と長いですが、実際には3週間で到着しました。
 証書と認定カードが一緒に送られてきます。

 この検定合格、何かを出来る資格ではありませんが、mackyのように情報関連の仕事をしていて、個人情報を取り扱う上での再認識が出来ました。
 世間では個人情報、個人情報と騒いでいますが、体系だった知識として持っている人は少ないようにも思います。正しい認識を持って仕事に取り組むにはいいかも知れません。

受験料\10000
テキスト(2冊)約\3000
会場までの交通費¥0
合計約¥13000